パチンコマシンレビュー 2019年4月


5大機種レビュー

スペック
本田 正豪
株式会社ピーマップス

CRキャッツ・アイ2

特図1の通常当たり後、時短50回はほとんど意味をなさない。特図2に至っては出玉がほとんどない上に時短も無い。完全にRUSH機能に特化した機械を言えよう。虚飾を排しているという意味では潔くまたわかりやすいともいえる。遊技するファンを選ぶスペックではあるが必要なスペックとも言える。
7

P DD北斗の拳〜主役はジャキ!!〜

ミドル機での設定機能付きという要素では興味をそそる部分もある。又全大当たり10Rであるという部分も安定性を望むファンに受ける要素はある。しかし高確率時の特賞確率と電サポ回数のバランスが悪く、電サポ時の引き戻し率を阻害している。低高の確率さが小さいため潜伏時に遊技続行への意欲を削がれる。いずれにしても中途半端感は否めない。
4

P緋弾のアリアIII 設定付

特図1・2同時変動で、継続回数は特図1の変動時間選択に委ねられる機械となる。1回当たりのTYは非常に小さいがその分長く楽しめる機械となっている。設定機能付きではあるが、1種・2種タイプの場合継続性に変化が無い為それほどアピールする部分ではない。
6

Pうる星やつら ラムのLoveSong

特図2のST継続率は82%ということで65%規制の撤廃機種の中でそれほど出色のものでは無い。しかし特図1での突入率が時短引き戻し込で60%近くあり、ある種安心感の持てる部分が買いとなる。これはシンフォギアに通ずるものがある。
7

Pショウバイロック!!

確変継続率80%ではあるが特図1の電サポ回数は6回がメインとなっている為、潜伏状態がメインとなる。ここが長い目でみると設定差が物を言う箇所となる。特図2は比較的すんなりと80%を堪能できる。ライトミドルとしては及第点の上げられるTYを確保できる。
6

演出
三浦 敦
株式会社ピーマップス

CRキャッツ・アイ2

コンテンツとしては、安定のシリーズなのですが、小当たりRUSHの演出はいいと思いましたが、全体的には演出面においては物足りないと率直に感じました。シリーズが重なると斬新な企画が出て来なくなると思いますが、次回に期待ですね。
3

P DD北斗の拳〜主役はジャキ!!〜

自動販売機をモチーフして、液晶が無く、役物も動かない、セグ付きで、最後に北斗のジャギの赤い缶コーヒーに止まれば当りになる。わかりやすい演出で、複雑なリーチも無い。個人的に初めは、楽しいと感じるでしょうが、飽きが早く来るような気もします。マニアックな機械だけにファンの評価は分かれるでしょう。
5

P緋弾のアリアIII 設定付

毎回異なるスペックで出て来るアリアですが、今回も時間管理型のチャレンジスペックです。役物演出は物足りませんが、総合的に演出は作り込まれているなといった印象です。確変演出はモードも選択できて、熱い場面もあり楽しく感じました。前作同様ホールで頑張って欲しいですね。
6

Pうる星やつら ラムのLoveSong

演出は、液晶の出来、役物の出来ともにいいと思います。猫のキセル演出は慶次を真似ていい出来。金髪ラムちゃんのカットインも熱い。どちらも期待度が高いのがいいですね。電撃おしおきギミックも企画がいいですね。おもしろいです。よい出来だと思います。
6

Pショウバイロック!!

有名な版権だそうですが、私は知りませんでした。申し訳ありません。演出面は総合的に普通の印象を受けました。ギミック演出は意外とおもしろかったです。個人的な意見なのですが、もしかして稼働するかもと思っています。
5

コンテンツ
市川 暁子
株式会社PBS

CRキャッツ・アイ2

『週刊少年ジャンプ』で、1981年40号から1984年44号まで連載された北条司の連載デビュー作にして出世作。メディアミックス展開を行っており、ラジオドラマ、テレビアニメ、実写映画などが存在する。版権としては今回が2作目。2015年発売の前作はマックス、ミドル、と甘デジタイプがあり、マックスとミドルはイマイチであったが、甘デジは20週貢献と結果を残した。
6

P DD北斗の拳〜主役はジャキ!!〜

自動販売機をモチーフにし、液晶は無く、役物も動かない。セグ付きで、最後に北斗のジャギの赤缶コーヒーに止まれば当りとなるシンプルなゲームフロー。(最近あまり見かけないが)自販機で購入した後ルーレットが回り、当るともう一つ出て来るといったシンプル感です。
5

P緋弾のアリアIII 設定付

元々は『MF文庫J』から発刊されているライトノベルで、凶悪犯罪に対抗するために武力を行使する探偵「武偵」が活躍するラブコメ。一般的に認知度はさほど高くはないが、パチンコユーザーには馴染みのあるコンテンツ。2014年に出された前々作はV確ST機、2017年に出た前作は転落抽選。稼働、総合貢献共に抜群の数字を残している。因みに、去年スピンオフで出されたアリアAAは1種2種混合機で、主人公はアリアでなくあかり。こちらも平均以上の貢献。
7

Pうる星やつら ラムのLoveSong

1980年に『少年サンデー』にて本格的週刊連載となり、単行本34巻(全366話)に及ぶ長期作品。テレビアニメ化・アニメ映画化もされた。恋多き男・あたると宇宙から来た押しかけ女房・ラムの果てしなき鬼ごっこが描かれたラブコメディー。あだち充の『タッチ』と共に、当時の『少年サンデー』を支える二本柱となるほどの人気作品。元奥村のキラーコンテンツをニューギンがブラッシュアップ!業界初「ラムのラブソング」を搭載!
7

Pショウバイロック!!

コンテンツは、元々スマホ向けサンリオの青年・大人向けの萌え系バンドミュージシャンを育てる内容のゲームアプリで、後にTVアニメ化された萌え系コンテンツ。実写版ミュージカルも公演されているとのことで、人気度は高い。但しターゲットは絞り込まれる。おじさん達は知らないし、30代層も微妙でしょう。パチンコとの親和性は微妙と言ったところ。
6

筐体
三浦 敦
株式会社ピーマップス

CRキャッツ・アイ2

特に特出されるところは見当たらず、正直平凡な感覚を持ちました。次回に期待ですね。
3

P DD北斗の拳〜主役はジャキ!!〜

ちょっとびっくりしました。かなりのインパクトですね。私は変わり者なので、この手のチャレンジ筐体は大好きです。ただ賛否両論あると思いますのでこの点数としました。パチンコファンはびっくりすると思います。ナイスなチャレンジですね。
5

P緋弾のアリアIII 設定付

見た目はちゃんと美しくまとまった感がある見栄え。すっと目に入って来ます。中々良い出来ではないでしょうか。合格点です。
6

Pうる星やつら ラムのLoveSong

真っ赤な筐体は目立ちますが、普通です。電撃おしおきギミックには期待ですね。
5

Pショウバイロック!!

個人的な第一印象は、派手な感じだがまとまっていない印象です。ロック感を出したかったのでしょうが、私には伝わって来ませんでした。
4

市場性
石野 晃
株式会社 矢野経済研究所

CRキャッツ・アイ2

旧基準ミドルの新機種という希少性はあるが、これらに対するユーザーの関心度合が以前よりも薄れている点はネック。
5

P DD北斗の拳〜主役はジャキ!!〜

多くのユーザーに「1度は遊技してみたい」と思わせる独自性を備えているが、強く支持するユーザーは少数に止まると予測。
3

P緋弾のアリアIII 設定付

シリーズ機としての人気は安定しており、今作もバリエーション〜バラエティの範囲内で中期的な運用が期待できる。
6

Pうる星やつら ラムのLoveSong

約5年ぶりに登場した新作だが、コンテンツ、スペック、演出のあらゆる面で安定性に長け、中年層を広く集客できる。
5

Pショウバイロック!!

コンテンツファンには高い満足度の得られる演出へと纏められているが、娯楽性の薄れたスペックへの不安は拭えない。
4

ホール温度感
岡田 龍也
株式会社 船井総合研究所

CRキャッツ・アイ2

コンテンツ的な魅力は薄い。旧規則機が貴重というわけでもないので、、、
5

P DD北斗の拳〜主役はジャキ!!〜

個人的には嫌いではないが、見た目のインパクトと内容が連動しておらず、バランスが悪い。
5

P緋弾のアリアIII 設定付

ある一定のマニアファンが存在するものの、客層は狭い。スペックは否定しないが、スピード感を体感できるかどうか?
5

Pうる星やつら ラムのLoveSong

新規則ライトミドルとコンテンツの相性は良い。スペック的には微妙だが、このコンテンツならば女性客も遊技しそう。
6

Pショウバイロック!!

サンリオの人気コンテンツとは言え、サンリオとぱちんこの相性が良いとは思えない。ただし、ライトミドルだし、音楽×萌えには期待したい。
5

総括

スペックから見る支持層分析
本田 正豪
株式会社ピーマップス

混迷を続けるミドル市場で残存する“CR機”に対抗出来るスペックかどうかが焦点となる。その意味で“P DD北斗の拳 主役はジャギT1A”は切れのないゲーム性でおそらく市場に受け入れられるのは難しいと思われる。 むしろある意味冷酷な側面を持ってはいるが切れのあるCRキャッツアイ2の方が受け入れられる可能性が高い。ライトミドル市場に話を転換すると、“P 緋弾のアリアⅢ”はその特殊なゲーム性を理解するのに時間を要するが理解されると熱いポイントの関連付けで延命出来る可能性がある。“P ショウバイロック”は潜伏状態が多いが“P DD北斗の拳”と違い早い段階で引き戻せるのでまだ救いがある。ライトミドル機として一押しは“P うる星やつら ラムのLove Song ”で突入率・継続率のバランスの良さがこの市場で現在望まれる安心感を伴っていると思われる。

導入後の営業ポイント1
石野 晃
株式会社 矢野経済研究所

CRキャッツ・アイ2

人気の根強いコンテンツと旧基準ミドルというスペック特性から、初期段階における集客や売上は高めに推移していくだろうが、ここ最近の旧基準ミドルの推移を踏まえると、稼働の持続性で不安が残る。初動の高さを活かし、売上と粗利の確保を重視した運用が妥当と言える。

P DD北斗の拳〜主役はジャキ!!〜

多くのユーザーを一気に惹きつける魅力と早期に遊技を見切られるリスクの双方を持ち合わせ、基本的に別スペック登場時までを運用の目安とすれば良い。ただ、設定の高低が連荘や出玉に反映されやすいスペックで、設定付きミドルを検証する意味でも、設定幅を活かした方が良いだろう。

P緋弾のアリアIII 設定付

シリーズファンの期待を裏切ることのない完成度が保たれ、今作も若年〜中年男性層を対象に稼働や運用期間で貢献するはず。導入時期を考慮すれば、集客や稼働の落ち込むGW商戦明けに同層を再集客していくための材料として活用し、入替自粛期間に備えていくことも有効となり得る。

Pうる星やつら ラムのLoveSong

スペック、演出共にユーザーに大きく嫌われる箇所が特段見受けられず、コンテンツの高い知名度を活かしつつ、中年層全般を集客できる。スペックの娯楽性にも秀でており、適度な投資で長時間の遊技を望むユーザーを対象に稼働や客滞を重視した運用を心がけたいところ。

Pショウバイロック!!

本来であれば、演出を楽しみたいとするコンテンツファンを定着させ、細く長く活用していきたいところだが、潜伏確変を設けたスペックが遊技意向を損ねる大きな要因ともなり得る。導入初期のユーザーの動向をもとに固定化が可能か否かを判断し、運用方法を設定していく必要があるだろう。

導入後の営業ポイント2
岡田 龍也
株式会社 船井総合研究所

CRキャッツ・アイ2

新台ミドルは貴重であるものの、ゴールデウィーク明けの落ち込みをカバーできるチカラはないので、バラエティ導入かスルーが妥当。

P DD北斗の拳〜主役はジャキ!!〜

ゴールデウィーク明けの落ち込みをカバーできるチカラはないが、見た目のインパクトで粗利重視用バラエティとして導入するのはあり!だと思う。1台しか導入しなくても、チラシや店内販促で「なんだ?この機械は?」と思わせることができるインパクトはありそう。

P緋弾のアリアIII 設定付

ゴールデウィーク明け、給料日前の導入のため、新台パフォーマンス力は薄い。若年層プレイヤーが動かす為に、バラエティに1~2台の導入はありだと思う。

Pうる星やつら ラムのLoveSong

給料日明けの6月上旬ということで、導入タイミングは良い。コンテンツとライトミドルの相性も良さそうなので、3~4台の導入は検討しても良い。1円ぱちんこでも使えそうなコンテンツとスペックだと思う。

Pショウバイロック!!

未知数の新台ではあるが、新台好き以外の客層でどんな客層が遊技するのかを見てみたい。基本的にはバラエティ導入だが、あえて、女性客の多い甘デジコーナーに3~4台導入するのも面白いとは思う。
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