増産に次ぐ増産。リゼロは何故成功したのか。

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リゼロの猛攻が止まりません。初期出荷8,000台に対し、エミリアパネルが13,000台、レムパネルが15,000台増産され、現時点で既に40,000台規模のスマッシュヒット商品になっています。一時は200万円を越えていた中古価格も増産でようやく少し落ち着いてきたようですが、それでもまだ今後増設を計画しているホールは多いようで、最終的には80,000台規模の大ヒットになっても全くおかしくない状況になってきました。

リゼロのヒットは初期稼働の異様な良さを見た瞬間に予想していましたが、それにしてもここまで盛り上がるとは……。

思うに、この成功は台そのもののできの良さはもちろん、原作の人気の高さもさる事ながら、現在の規格の中で「純増枚数の限界に挑戦しました」と言わんばかりのコンセプトが、市場に受け入れられた結果だと思います。実際、ネットなどを見ていても、リゼロを語る際には結構な頻度で四号機時代の爆裂AT機に話題が及んでいるようですが、それはすなわちこの台を語る上での一番大きなポイントが、四号機時代を彷彿とさせるような出玉速度にあるという事に間違いなく、そこが呼び水となって話題になった部分は絶対否定できません。

夕方以降に有利区間抜けて即やめされている台ですら、誰かが回し始めてきっちりハマってくれる。こういう台はここ数年なかった事です。やっぱり「時間効率」というのは偉大なんだなと再認識しました。新台のスペックが浸透する上で「打ってみたら面白い」とかよりも単純に「出玉増加のスピードが早い」というのはわかりやすいですし、めちゃくちゃ理解しやすい。純増8枚で上限が2500枚なら、会社帰りに打っても間違いなく取り切れるので狙ってみようかな、となるのも頷けます。

また、リゼロに限らず近年のパチスロヒット機種を語る上ではSNSやYouTuberの存在を無視することは出来ません。彼らはなにか人気の機種が登場した際に、右へ倣えで全員一斉に同じ台を取り上げる傾向があります。平常運転の時は未だにハーデス、まどマギ、絆。あとはジャグラーや最近ではディスクアップが良く題材にされていますが、リゼロの発売直後は新着動画の欄がリゼロで埋まっておりました。

はっきりとした数字で人気との因果関係を出すことはできませんが、雑誌よりもSNSやYouTubeが若者の情報収集のメインツールになっている昨今、あのお祭り感はたいへんなPRになったのではないかと思います。

しかも実際に動画で見てみれば、出玉の速さは一目瞭然でわかりますし、当然「打ってみたい」となるに決まっています。そして実際に打ってみたユーザーを取りこぼすほど大都技研は甘いメーカーではないので、リピーターの数はどんどん増えていっているようです。そういう意味でも、やっぱりリゼロの「純増速度」に振り切った作りというのは、今の時代にかなりマッチしていたのではないかと思います。

もちろん、根底には「台の完成度の高さ」がしっかりと存在していて、そもそも単純に面白い台なのですけどね。

あとはホール側からしてみても近年の機械割至上主義的な薄利多売戦略よりも、この台のようにピンポイントでしっかり抜ける機種というのは導入しやすくて当たり前ですし、設定1で100を超える機種ばかりが人気で頭を抱えていた店長さんにとっても、リゼロは希望の光になっているのではないでしょうか。

解析もだんだん出揃ってきたとはいえまだ不明な部分が多いリゼロ。絆やハーデスのように、ホールのメイン機種として末永く愛される台に育ってくれると良いですね。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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この記事の著者

三浦 敦
株式会社ピーマップス
代表取締役
某パチンコ経営会社にて、ホール経営・マネージメントを経験した現場からの叩きあげ。大手遊技機販売会社にも勤務し、様々な業務を体験した変り種でもある。 その後、パチンコ業界向けのコンサルティング会社も経験し、独立。遊技機企画開発会社の代表でもある。30000発WEBでも編集長として張り切っていきます!
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某パチンコ経営会社にて、ホール経営・マネージメントを経験した現場からの叩きあげ。大手遊技機販売会社にも勤務し、様々な業務を体験した変り種でもある。 その後、パチンコ業界向けのコンサルティング会社も経験し、独立。遊技機企画開発会社の代表でもある。30000発WEBでも編集長として張り切っていきます!
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