「Pぱちんこ新必殺仕置人」~「仕事人」とは異なるアプローチ~

京楽より、新機種「Pぱちんこ新必殺仕置人」が発表されました。発売が噂されていた当初は、その機種タイトルやコンテンツの属性から「ぱちんこ必殺仕事人V」のバージョン機と捉えていた方も多いかもしれませんが、メーカーサイドでは、「必殺」の新シリーズと位置付け、これまでの「ぱちんこ必殺仕事人」でなかなか実現できなった新たな試みをスペック、ゲーム性、演出のあらゆる箇所で施しているそうです。

 

これらを検証するにあたり、先ずはコンテンツである「必殺仕事人」シリーズと「新・必殺仕置人」の作品の違いを簡単に触れたいと思います。

 

<「必殺仕事人」の主な特徴>

  • 秀、勇次、政、竜など、当時のイケメン若手俳優が演じ、女性にアイドル的人気を博した仕事人が多い。
  • 殺しのシーンは華やかな映像美を特徴とし、エンターテインメントショーとしての性質が強い。
  • ストーリーに時事ネタや社会風刺を採り入れ、当時「かつらを被った現代劇」とも言われた。
  • 「必殺」シリーズの中で最高視聴率を記録した。

 

<「新・必殺仕置人」の主な特徴>

  • ベテラン俳優が演じ、無骨だが人間臭い仕事人が多く登場する
  • 殺しのシーンは、仕置人が悪人を追い込んでいく様子を迫力ある映像で描いている。
  • 組織の掟に従い、仕置人として生きることへの葛藤や悲惨な末路をストーリーに盛り込んでおり、ヒューマンドラマとしての性質も持ち合わせている。
  • ファンの間で前期「必殺」シリーズの最高傑作と称えられた「記憶に残る」作品。

 

この様に、「華やか」で「コミカル」なテイストの強い「必殺仕事人」に対し、「新必殺仕置人」はシリアス路線で重たい雰囲気が漂い、パチンコ演出にはあまりマッチしない作風とも言えるのですが、本機種では、色変化による保留アイコン、メーターで管理されるバトル、キャラクターが増える毎に信頼度が上がるリーチなど、現在のパチンコで定着している演出やシステムをふんだんに採り入れ、パチンコらしい演出へと纏め上げました。その一方で、作品の持つ硬派な雰囲気やワイルドさは残されているため、結果的にこれまでの「ぱちんこ必殺仕事人」シリーズとは大きく異なる世界観が構築されており、恐らく、これまで「仕事人」シリーズにあまり触れてこなかった若年~中年ユーザーでも興味を持って遊技することができるでしょう。

 

この「ぱちんこ必殺仕事人」シリーズとの違いはスペック面でも顕著に表われています。仕様自体は130回転のST「真仕置CRASH」を搭載したシンプルなV確変STタイプですが、ST中の継続率を85%、10R比率を60%、SAを25.7回とすることによって、これまでの「ぱちんこ必殺仕事人」にはなかった高い出玉性能とスピード感を備え、投機的嗜好の強いヘビーユーザー層に対して「出玉や連荘で魅了する」ことを可能としました。特にここ最近のミドルタイプに関しては、次回大当たりまでに要する時間の長さ、大当たり確定~アタッカー開放までに生じる間延びが遊技に際する違和感や不満へと繋がっており、SA25.7回とされるST消化スピードの早さは連荘中におけるストレス抑制に大きく貢献するかもしれません。

 

◆「仕事人」シリーズとは異なる運用が必要

これまでの「ぱちんこ必殺仕事人」シリーズは「海物語」シリーズをベンチマークし、安定した出玉、シンプルなスペック、新規のデバイスを用いた斬新かつ娯楽性の高い演出により、中高年~高齢層を中心とした「海物語」ユーザーの移行や回遊が意識されていました。これに対し、本機種では、出玉感とスピード感を併せ持った尖ったスペック、現行機のトレンドを意識した硬派な演出を特徴としており、現在、主軸機コーナーを形成している「北斗の拳」シリーズや「花の慶次」シリーズを主に遊技しているヘビーユーザーや投機的ユーザーを流入できる性質が増しています。

換言すれば、主力タイトルとの互換性が「必殺仕事人」シリーズよりも高まっており、導入した際には、是非ともこれらと併設させ、「夏期商戦の目玉機種」としてアピールしたいところです。ただ、集客できるターゲット層は従来の「仕事人」ファンとなる中高年ユーザーだけでなく、大きな出玉を求める若年~中年ユーザーにも広がっており、集客効果を最大限に高めるためには、後者のユーザーに出玉感やスピード感で訴求するという従来の「仕事人」シリーズとは異なる運用を意識した方が良いでしょう。

 

なお、これから登場する高継続の新基準ミドルタイプについては、連荘消化に時間を要する性質上、パチスロの5号機ARTタイプの様に、「出玉を取りきれない」として、夜の時間帯での遊技を敬遠されることが予測されます。スペック特性や想定されるターゲットから、本機種に対し、高い売上や粗利を期待する方も多いかもしれませんが、会社員層が多く来店する店舗などでは、連荘消化スピードの早さを活かし、夜の集客や稼働の落ち込みを抑制させるという部分でも貢献度を高めていく必要があります。

 

今年の春以降、有力な旧基準機のリリースが一段落ついたこともあり、パチンコ営業の軸となるべきミドルタイプコーナー全体が停滞した状況が続いています。この状況を打破し、盆商戦への気運を高めていくためにも、7月以降に登場するミドルの話題機種は積極的に活用していきたいところです。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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