「PぱちんこGANTZ:2」~GW商戦から新台入替自粛期間に向けて

センターを狙え!NAVIマシーン

オッケー.より「PぱちんこGANTZ:2」が発表されました。

2017年に登場した前作は出玉約2400個の16R大当たりとSUPER小当たりRUSHが連鎖する「超ガンツボーナス」の高い出玉性能が最大のヒット要因でしたが、大当たり1回あたりの最大ラウンドが16R→10R、最大出玉が2400個→1500個へと減少した新規則において、この出玉性能をどの様に再現するかは大きな課題であったかと思われます。

その様な中、今作では「超ガンツボーナス」中に当選する大当たりを全て出玉1500個の10Rに統一する、確変中の大当たり確率を約100分の1にするなどの設計を凝らし、超ガンツボーナス時の最低出玉を2400個→3000個(1500個×2回)、EXTRAの平均継続ゲーム数を約75回転→約100回転、平均出玉を約1000個→1050個へとバージョンアップさせました。

新規則機という性質上、出玉の増加スピードは幾分緩やかになっていますが、トータル的な出玉性能は前作と同水準、もしくは上と言えるかもしれません。むしろ大当たり確率が約100分の1へと低下したことにより、前作のデメリットであった「超ガンツボーナスが少出玉かつ短時間で終了する」リスクが緩和されており、前作で「即終了」を体感したユーザーには出玉の安定性が増したと好意的に捉えられることでしょう。

 

また、超ガンツボーナスへの突入割合を初当たり時で20%→30%、右打ち中で30%→40%、初回通常大当たり後に付与される時短回数を50回→100回転とし、「超ガンツボーナス」突入までのハードルも幾分下がりました。

「超ガンツボーナス」に突入するか否かで獲得出玉が大きく左右されるという“一点突破型”のスペックである点に相違はありませんが、「超ガンツボーナス3000」と名称が改められた通り、突入率、出玉性能の双方で「超ガンツボーナス」が進化していることが窺えます。

 

ゲーム性・演出面では、「超転送が始まれば激アツ」「星人を倒せば大当たり」「100点を取ったら超ガンツボーナス確定」という、コンテンツのストーリー性を反映した前作の演出ルールを継承しつつ、今作では、2016年公開の映画作品「GANTZ:0」の映像を用いた「GANTZ:Oリーチ」や「GANTZ:0 RUSH」を新たに追加し、「GANTZ:Oリーチ」や「GANTZ:0 RUSH」での大当たり時は確変が確定するという新たなルールも設定しました。

この作品は全編3DCGで制作されたアニメーション映画になりますが、映像の精度は実写と見間違えてしまう程の高い水準にあり、本機種においても、非常にリアリティの高い映像を堪能できます。まさに映像の見栄えやインパクトは前作を上回り、ユーザーにはこれらの映像演出を経て確変大当たりに至る過程に十分な満足感を見出せるでしょう。

 

また、前作で主に男性ファンから支持の高かった女性キャラクターによる“妄想”系演出の露出も上がっており、通常時の専用ゾーンやモード中、超ガンツボーナス中、時短終了後と様々な箇所で女性キャラクターのセクシーショットを堪能できる様にしています。

 

◆GW商戦に向けて

今年のGW商戦において、営業の柱と位置づけられるミドルタイプが「Pスーパー海物語IN JAPAN2」と「PぱちんこGANTZ:2」の2機種に限られることは前回のブログでもお伝えしました。

ただ、「Pスーパー海物語IN JAPAN2」は、やはり長期的な運用を見据えて、多少甘めに活用しなければならず、本機種においては、必然的に売上や粗利の確保に重きに置いた運用が求められます。幸いにも本機種のコアターゲットは、情報に敏感で、新機種に対して食指が動きやすい20~30代になります。先ずは彼らの間で話題性や期待度を上げるべく、早い段階から大々的な導入告知を行ない、導入初期の集客力と稼働を最大限に高めることを視野に入れる必要があります。

 

また、スペックやゲーム性、演出を全体的に捉えると、前作で人気を博した箇所を継承して各種バージョンアップを図るという、「前作の長所をさらに引き伸ばす」作り方が施され、前作を好意的に捉えているユーザーに期待はずれの印象を与えるリスクも少ないかと思われます。

前作の経緯を踏まえると、40代以上の中高年層の間で新たなファン層を獲得していくことは難しいかもしれませんが、前作から本機種へのユーザー移行が活発化し、20~30代のユーザーを定着できるメリットは持ち合わせています。GW商戦が明け、新台効果が落ち着いて以降は、若年~中年層の固定化に注力し、5月下旬~6月中に設定される新台入替自粛期間に備えていくことも重要でしょう。

 

今年の4~6月は、目玉機種不足や様々な規制などの影響により、GW商戦で売上や集客満足な結果を残せなければ、十分にテコ入れできないまま新台入替自粛期間へと突入し、ここ数年、減少傾向にある業績がますます悪化してしまうリスクを孕んでいます。

高い初動が期待できる本機種を通じて、先ずはGW商戦を大いに盛り上げる対策を行なっていきたいところです。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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この記事の著者

石野 晃
株式会社 矢野経済研究所
サービス産業事業部 上級研究員
2000年、(株)矢野経済研究所に入社。翌年より会員向け情報誌「パチンコパチスロ新機種情報」の編集業務に携わり、パチンコを中心とした機種分析を本格的開始。以降、アンケート調査業務や遊技機メーカーへの開発支援業務などを通じ、業界に様々な意見を進言している。
株式会社 矢野経済研究所
石野 晃
株式会社 矢野経済研究所
サービス産業事業部 上級研究員
2000年、(株)矢野経済研究所に入社。翌年より会員向け情報誌「パチンコパチスロ新機種情報」の編集業務に携わり、パチンコを中心とした機種分析を本格的開始。以降、アンケート調査業務や遊技機メーカーへの開発支援業務などを通じ、業界に様々な意見を進言している。
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