「スーパー海物語IN JAPAN2」~「海物語」コーナーでの役割

三洋より、「海物語」シリーズの最新作「スーパー海物語IN JAPAN2」がリリースされました。

本機種は、旧マックスタイプの新台設置期限が終了し、本格的なミドルタイプ時代に突入する前の2015年11月に導入された「CRスーパー海物語IN JAPAN」の続編となります。約1年半ぶりに登場する「海物語」シリーズのメインタイトルであり、かつ「海ミドル」初の新規則機という点で注目されるところです。

 

スペック面では、2段階の設定機能が新たに設けられましたが、大当たり確率は設置①でも約300分の1を上回り、従来の「ミドル海」より幾分軽い投資で初当たりが期待できます。その一方で、連荘性能に関わる確変継続率や時短内での大当たり引き戻し期待度は旧基準機である前作と同等の水準を保持しました。特図2における出玉約1350個の10R比率も82%に設定し、連荘性能や出玉性能は前作から大きく劣っていないと捉えられるでしょう。その他、「ランクアップ型ボーナス」「図柄の高速変動機能」を設けるなど、旧基準機と新規則機の性能のギャップを埋め合わせる工夫が随所で施され、ユーザーには前作と同様の遊技感覚を保ちつつ、初当たりや投資の軽さを体感できるかと思われます。

 

ゲーム性や演出面に着目すると、日本全国8地域+全国版で構成される「ご当地演出」や「ジャパンフラッシュ」、RTC機能を用いた「スペシャルアイマリンタイム」、“和”のテイストを強く打ち出した「ジャパンモード」や「お祭りモード」など、あらゆる箇所で演出のバリエーションやボリュームが大幅に拡充し、従来の「海物語」シリーズと比較しても、賑やかしさや雅やかな雰囲気が格段に上がりました。これに伴い、細微な変化やレアパターンで信頼度が劇的に上がる演出の探求性や法則性も増し、シリーズファンによる断続的な打ち込みも十分期待できます。

「~JAPAN」シリーズの場合、「大海」シリーズや「沖海」シリーズよりも歴史が浅いため、「海物語」ファンのシリーズ機に対するこだわりはさほど強くなく、様々な箇所でアレンジや改良を施した今作の演出を違和感なく受け入れていくことが予測されます。特に今作では、アイマリンや打ち込みサウンドといった、若年受けする要素も演出内に採り入れており、日頃「海物語」シリーズに触れていない20~30代のユーザーに注目を集めさせることも可能でしょう。

 

◆運用面で留意すべきポイント

以上の様に、本機種は「沖海」シリーズ、「大海」シリーズに次ぐ、定番シリーズの最新作に相応しく、スペック、演出の双方で様々なバージョンアップや改良が行なわれており、導入初期の時点では、GW商戦の目玉として、高い集客力を発揮していくことが確実視されます。しかしながら、多くの店舗で「沖海4」や「大海4」が「海物語」シリーズの主軸として現役稼働している点を踏まえれば、導入開始から一定期間が経過した段階で、本機種に一時的に集中した「海物語」ユーザーの移動や回帰が生じ、これらが完全撤去されない限り、「ミドル海の二番手」というポジションを越えられない状況が続くかもしれません。

ある意味、本機種は、「ミドル海」の中において、「サブ的なポジション」になることを念頭に置いた上で、ポテンシャルを引き出していかなければならず、既存の「海物語」ユーザーの回遊性の高まり、及び遊技客比率の維持を意識した運用が求められます。また、「サブ的なポジション」という観点では、既存の「ミドル海」だけでなく、「CR大海物語4BLACK」を筆頭とした「ライトミドル海」においても、集客や稼働で何かしらの影響を及ぼす恐れがあり、「海物語」コーナー全体でのユーザーの動きや流れに注視していくことも重要です。

 

なお、本機種は設定機能が設けられていますが、「高・低」の2段階である点、「沖海4」や「大海4」よりも初当たり確率が高い点から、運用時に設定のメリハリを敢えて活かす必然性はそれほど高くないかと思われます。つまり、低設定中心の運用であっても大きな支障は生じづらく、基本的には集客の材料として、高設定を定期的に投入していけば問題ないでしょう。

 

◆今後の「海物語」シリーズについて、

メーカー発表によると、2021年1月末までに撤去しなければならない旧基準の「海物語」シリーズは約34万台にも及び、今後もこれに対応した新規則の「海物語」シリーズは次々とリリースされると予測されます。しかしながら今回、新規則のミドルスペックが適合しづらい状況から、販売スケジュールが当初の予定から大幅に遅れたようで、これが以降の「海物語」シリーズの販売において、何かしらの影響を与える恐れも否定できません。

 

2019年中は「海物語」コーナー内において、「沖海4」と「大海4」を主軸、本機種をサブと位置付けた運用は可能でしょうが、2021年直前になり、旧基準の「海物語」シリーズと入れ替えられる代替機がないという自体に陥らない様、現段階から計画的な入替は実施していきたいところです。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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