PA元祖大工の源さんWBEを打ってみて。
今週より2回ループタイプの甘デジである元祖大工の源さんWBEが登場します。ツインループ花満開が1種・2種タイプであり特図2記憶が1個ある事と特図2の特賞確率が100%であることから実現したのに対し、こちらは1種タイプで電サポ(特図1)の確変と特図2始動口の抽選による確変の2通りを持つことで実現した2回ループ機だという事が出来ます。
こちらは1種なので確変中は普通の演出が入りながらゲームが進行していきます。この機械の最も熱い部分は特賞後の昇格演出と時短中の引き戻し演出だと思います。昔の源さんを遊技した事のある人であれば「この演出は激熱だったのに」とか「こんな余計な演出要らないよ」とか聞こえてきそうですけど、昔の演出のままでは、ノスタルジーとは無関係の若いファンを惹きつけられないので、致し方ないといった所でしょうか?
初当たりに対して1/3の確変突入率と2/3の通常当たり後の時短引き戻し(これは特図1なので)での再び1/3の関門の合算で実質突入率は40%弱といった所でしょうか。
昔およそ1/400の1/3突入、2回ループ機は初当たり時に通常当たりであった場合時短がなかったと思うので純粋に非常に辛い特賞確率、更には1/3の関門という正に狭き門を潜り抜けた者のみ勝利の二文字が微笑むといったゲーム性と比較すると随分生ぬるいとも思えます。
しかしながら今の客層の遊技形態を考えると出玉のトリガーの敷居をあまり高くすると追って来るのを断念する可能性の方が高いとも思われるのでこの突入率は賢明な選択なのかもしれません。
では何故以前の客層は追えたのか?これは千差万別かも知れませんが、個人的には
- 初当たりが1/400であっても1000円スタートが高いので初当たり迄の道のりは決して現実離れしたものではない。
- 仮に2/3の通常当たりを引いたとしてもTYが2400個と非常に大きいので次回当たり迄の戦闘力が高く、追い銭も初当たりの半分以下に収まる。
といった理由で遊技が成立していたと考えられます。もしこの種のスペックがあまりに現実離れしていれば如何に好景気の時代だったとは言えあれほど多くのファンの支持を得るとは到底思えません。
さて初代の話から最新の源さんの話にもどると、単発で終わった場合手元にのこるのは400個弱ですから如何に甘デジとはいえ次回当たり迄の戦闘力は弱いと言えます。つまり追い銭必至の状況です。
突入率自体は低くないのでそれほどこの状況を繰り返さずとも確変に突入するでしょう。問題はここからです。やはり常にTYが400個弱という起伏のなさがこういった低TYでは逆に夢を剥奪してしまうデメリットの方が強い気がします。それとやはり時速の話ですが、TSAが悪い上に確変中結構頻繁に演出が発生するので増加速度がやや気になります。
コンセプトとしては良いとは思うのですが、この確変突入後のメリハリのなさはかなり気になる部分ではあります。皆さんはどうお考えでしょうか?
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