釘問題とパチンコ機の持つ不確定性・遊技者の技量

ご承知のように遊技機はベニヤ盤(現状はアクリル盤が多数派)に遊技釘が打ち込まれており、この配列により各入賞口への流れ・入賞率等が決定されるのですが、現在センター役物、言い方を変えると液晶画面の大型化・ギミックの大型化に伴い釘を打てるエリア自体が減少し本数も減る傾向にあります。

最近では釘の代用品として球の流れを変える構造物を用いる機械も目にすることが多くなり重要な役割を占めています。

 

車のエンジンに当たり外れの個体差があるように遊技機にも納品状態で多少の個体差が存在します。

釘誘導による誤差の要因として、

 

①取り付け傾斜の不確定さに起因する遊技球が動き回る前後方向の位置の相違(4分5厘の取り付け傾斜でおよそ70%の遊技 球が盤面上つまり釘の根本付近を通過すると言われています。傾斜を起こすことでこの比率は下がっていきます。)

 

②そもそもの釘間ピッチの誤差は遊技球経路の相違を生み出し、入賞口上部に配置される命釘に関して言えばダイレクトに入賞率の相違を生み出します。

話を遊技釘から離れて造物に関して言えば役物ステージを通過する遊技球の比率によっては性能差が大きな影響を与える可能性もあります。

 

しかしこの機械が本質的に持っている個体差を構造上回避するのは簡単なことではありません。もちろんメーカーのたゆまぬ努力で個体差を無くすために、遊技釘の精度の追求、釘打ち機の性能向上、アクリル盤を使用することによる釘打ち込み位置の精度の追求など日進月歩の改良は認められるところです。

こういった努力の積み重ねで個体差をほぼ無くしたとしてもそれがほぼ無意味化するのが遊技客の技量による個体差です。

単純にスタート入賞率一つとっても

 

①遊技客の試打位置の違いによる入賞率の変化。

 

②ステージ性能の高い機械における止めうちの有無によるスタート入賞率の変化。

 

③特図変動時の記憶状況による止めうちの有無による余剰スタートの差異。

 

この技量による影響は実スタート値で機械によっては楽に0.5回/分程度の差がついてしまうこともあります。この実スタート0.5の違いは機種にもよりますが玉利益で10銭もしくはそれ以上の違いをもたらします。つまり遊技機というものは納品されて、そのホールのファンが遊技した状態が実際のスタート性能とも言えるのだと思います。

もちろんこれ以外にも電サポ中の止め打ち、ラウンド間インタバルの止め打ちなどそれほど高い技量を要求されなくても出来る手法で出玉率を向上させられることを考えるとお店によってはもはや納品された機械を同一視出来ない状況となります。

以前行われていた釘の整備というものは、単に日々の出玉率調整の為という側面も確かにありましたが、実はこういった状況に対処するため自衛策の一環でもあったのです。出玉率の変化は設定機能で対応がある程度出来たとしても、この自衛策の一環の代替機能が備わっていないというのは営業上非常に危うい状況と言わざるを得ません。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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