遂にこの機種とも・・・。

真剣勝負!銀玉一球入魂

相変わらず羽根物が好きで、先日もとあるホールでビッグシューターを遊技していた時の事です。頭上ランプの左横に何とも違和感満載のカードのようなものが張り付けられていました。

何故違和感があるのかと言うと、ラオウ昇天の際拳を天に突き上げるあの有名な画像の横にビッグシューターのメインキャラクター?である宇宙服を着て玉(ボール?)を頭上に突き上げた人が対峙しているのです。更にその両者の間に例の“我が生涯に一片の悔いなし!!”という文字が大きく書かれています。この時点でこの絵が何を意味するのか分かる人は相当勘がいいと思います。
良く見るとこのカードの下の方に小さな文字で「〇月×日を持ちまして認定期間終了に伴いビッグシューターXを撤去させていただきます。永きにわたってご愛顧頂きありがとうございます。」と書かれてありました。このあまりに秀逸な構成力を理解するに至って、作成者のセンスに驚愕するとともに、遂にその日が来たのかとしばし途方に暮れてしまいました。

デジャヴではありませんがおよそ15年前の事を思い起こしました。この時は西陣のキングスライオンが好きでもう既に設置してあるホールもほとんど無い状況下で多数の常連客がこの機械を楽しんでいた状況です。しかし残念ながらやはりその時は来たのです。この時は場内アナウンスでその旨を伝えていましたが、おそらく常連さんには事前に伝えてあったのでしょう。皆異様な熱気と哀感を漂わせながらしばしの対話を機械としているような気さえしました。この時に脳裏をよぎった何とも言えない悲しみは、まるで人や長年連れ添ったペットとの惜別に値する程の大きさです。
人は長年苦楽を共にしたものは、例え生き物でなくても、それに匹敵するほどの愛情を注ぐというのは、車やバイクもしくは家などでは良く聞く話です。
しかしまさかパチンコ遊技機で同様の感情に至るとはその時思いもしなかったのですが・・・
そして今回同様の状況に至るにあたって確信に近いものを得ました。

それは
長きに渡り苦楽を共にしたもの、歴史を共に作り上げたものは対象物を問わず知らない間に自分の人生の一部と化している事、又人は人との別れを通じて新たな人生の分岐が始まり自分の最終地点まで生き続けていくものだと思うのですがパチンコ遊技機であったとしても同等の位置付けが獲得される事です。
最近パチンコ遊技機の短命化が問題となってはいますが、この事はこうした機械への愛着を持たずに自分の人生の中で特に意味を持たずに通りすぎていくのだなと思うと悲しい話です。
ある一つの機械に執着するというのは現在の評価では単なる依存症であるとの採決が下されるのかも知れませんが、そのような味気のない世の中の風潮に私は批判的にならざるを得ません。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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この記事の著者

本田 正豪
株式会社ピーマップス
専務取締役
元大手メーカーのパチンコ開発者。ゲージ設計・スペック設計・遊技機企画に携わって、数多くの機種を世に送り出す。現在はメーカー様、ホール様への支援業務(アドバイス・講師・技術指導等)を中心に活動中。年間300日以上パチンコ台と向き合い日々真剣勝負!
株式会社ピーマップス
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元大手メーカーのパチンコ開発者。ゲージ設計・スペック設計・遊技機企画に携わって、数多くの機種を世に送り出す。現在はメーカー様、ホール様への支援業務(アドバイス・講師・技術指導等)を中心に活動中。年間300日以上パチンコ台と向き合い日々真剣勝負!
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