依存症の要因について考える

真剣勝負!銀玉一球入魂

私は公私ともにパチンコ遊技機が好きでこの仕事をし続けてきました。

パチンコの魅力というのは人によって様々かと思うのですが、その様々な欲求要求を包括的に満たしてきたことがパチンコの隆盛を極めた要因かと思います。

 

その様々な欲求を箇条書きにしてみると、

(1)金銭的に比較的手軽なギャンブルである。

(2)当たりを得るまでの過程に多様なゲーム性を持ち一律ではない。

(3)一人で参加できる。又楽しめる。

(4)自分の家から通うのにさほど苦労をしないほど多くの遊技場が存在する。

(5)ギャンブルをしているという罪悪感が希薄である。

(6)同一の趣味を持つ人が多く、トピックとして仲間内の会話が成立しやすい。

(7)非現実な空間を体感できる。

 

等が挙げられるかと思います。現在パチンコだけではなく、かつて大目に見られていた人間の嗜好に関する行為、例えば 飲酒・喫煙・ギャンブルなどに対する世の眼は非常に厳しくこれらの嗜好に関する行為から派生する、犯罪、健康阻害、金銭的困窮が問題になりやすいのは間違いありません。

とある大学教授の研究結果として「リスクを適切に測ることのできない脳の障害」という意見が記載してありましたが、この意見はこれらの自分や自分の周囲(家族も含めて)の人間にもたらす、悪影響を事前予測できないに等しい行為であるという観点では正しいのかも知れません。しかしながらこの説にはある矛盾を感じざるを得ません。仮にリスクを適切に測ることができないという状況に先天的であるにせよ、後天的であるにせよ陥っているのなら、これらの依存症の人々は日常の行動例えば、運転・スポーツ・他者との人間関係等でトラブルが同時多発してもおかしくはないのですが、依存症の人々との関連付けは必ずしも明確ではないような気がします。つまりパチンコ依存症だからと言って危険な車の運転を繰り返す人間であるとは言い切れないという事です。

これらの悪の権限と評される嗜好を離れると実はごく一般的な社会生活を営んでいる人も多数いると思います。

つまりこういった嗜好行為の最中もしくはそれを成就するための手段を講じる最中のみリスクを測れない状況に陥るといった人が多いという意味では適切な表現ではないと思うのです。

依存症の要因として明確なのは、その対象物の嗜好品、もしくは行為を行うことで何らかの充足感、快楽を得られることを理解しており、その頻度が増加してしまうのが事実として挙げられます。ならばそこにはそれらの嗜好以外に快適さを感じられない社会構造に原因が潜んでいる気がしてなりません。

 

諸外国でも日常生活になんら楽しみも希望も見いだせない貧困国やバトルフィールドで現実逃避の手段として麻薬に手を染める人は多いのは事実です。

かつてアフガニスタンでは荒涼な土壌が故に農作業における肉体的疲労・損傷を癒す目的で麻薬を使用するのは古くからの慣習であり、黙認されていたと言います。

なんでもバッシングする風潮というのは今の日本で問題視されながらも存続していますが、バッシングする前にそこに至った根本的要因の追及も忘れてはならないと思います。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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この記事の著者

本田 正豪
株式会社ピーマップス
専務取締役
元大手メーカーのパチンコ開発者。ゲージ設計・スペック設計・遊技機企画に携わって、数多くの機種を世に送り出す。現在はメーカー様、ホール様への支援業務(アドバイス・講師・技術指導等)を中心に活動中。年間300日以上パチンコ台と向き合い日々真剣勝負!
株式会社ピーマップス
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専務取締役
元大手メーカーのパチンコ開発者。ゲージ設計・スペック設計・遊技機企画に携わって、数多くの機種を世に送り出す。現在はメーカー様、ホール様への支援業務(アドバイス・講師・技術指導等)を中心に活動中。年間300日以上パチンコ台と向き合い日々真剣勝負!
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