Pの2種タイプ

真剣勝負!銀玉一球入魂

今週は役物タイプ(2種)と1種2種タイプが3機種納品されてこの手の機械が好きなファンには非常に楽しみな状況下だったかと思います。

しかしながら、いざ蓋を開けてみると想像通りというか想像以上の修羅場に驚いています。

 

CR天下一閃AC7000は微細なスタートの変化で出玉率が大きく変化する為、ホールの警戒心もあったかと思います。又納品時からのスタート入賞率の相違や役物の相違が結果として大きな個体差を生み出すことも想像できます。しかしながらこういった事を慎重に加味して開店をしたホールは納得のいく結果となっている例も拝見しましたので改めて事前準備の大事さを感じます。

 

又CRクジラッキーYCAは納品店舗数が少ないのでこれと言った傾向を見出すことは難しいですが、試打をした限り遊技として十分成立しているとの印象を持っていますし特に問題を感じませんでした。天下飛び込みの瞬間の音から始まり、左右に揺れるVゾーンクリア、そこからのホー助っぽい演出は結構熱さが伝わってきますし、メインの特図1によるドット演出もよく考えられていて付け焼刃のドット機種にありがちな不必要に時間伸ばし演出が抑えられている分好印象を持ったくらいです。こういった機械はもう少し納品台数が伸びても良いのではとも思いました。

 

問題はP沼Aです

この機械は上下左右4個搭載の普通図柄ゲートで1/19000をクリアした後に約1/3で当選という気の長くなるようなサブ的な当たりを除くと基本的におよそ1/16の確率で2段目クルーンに入ると初めて抽選となりここで設定ごとに1/9.9~1/15.9で当たりとなります。

数字だけ見るとそれほど困難には思えませんが実際試打をするとクルーンに入れることがそれほど容易でない事に気が付きます。

メインは上部三角釘下の通過口で、ここを経由して下部に開閉を繰り返す大型の電役のような役物に入って初めてクルーンへ到達となります。サブのルートとして開閉役物の左右斜め上部からの飛び込みですが、比率としてはそれほど多くはありません。

納品時の状態ではこのクルーンへの経路が著しく辛く又開閉役物のせいもあってかかなりのスランプ性を持っています。

しかしながら問題はどう計算してもこの程度のクルーン飛び込みのペースでは割りに合わないという事です。釘を調整してはならないという条件下でこのような機械を提示されても普通困ってしまうのではないでしょうか?つまり指摘されるほどの大きな釘整備をしないと設定1での目標スタート値には到達し得ない事が分かるからです。実際設定A(最高設定)ならば納品時の状態でも出玉率98.3%となるらしくて、出ないまでも何とかゲームにはなるはずですが、どうやらホールでの使用状況はそうではなかったようです。一番酷いデータで2日間に渡って特賞回数0、差玉55000個の黒と言うのを見た時にありえないと通常思うかもしれませんが、このスタート入賞率と設定C(最低設定)という条件下ではこのような事態が起きても何ら不思議ではないという結論に達しました。出荷時の状況は現在では保通協申請時の状態を意味すると考えられますので、こういった状況でなければ適合が難しかったのかとの推測は出来ますが、市場に出るという前提ではメーカーはそれなりの遊技を提供する義務があると思っていますので今回この機械について発言するのであればそういったものを蔑ろにしているのかなとも思います。

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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この記事の著者

本田 正豪
株式会社ピーマップス
専務取締役
元大手メーカーのパチンコ開発者。ゲージ設計・スペック設計・遊技機企画に携わって、数多くの機種を世に送り出す。現在はメーカー様、ホール様への支援業務(アドバイス・講師・技術指導等)を中心に活動中。年間300日以上パチンコ台と向き合い日々真剣勝負!
株式会社ピーマップス
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元大手メーカーのパチンコ開発者。ゲージ設計・スペック設計・遊技機企画に携わって、数多くの機種を世に送り出す。現在はメーカー様、ホール様への支援業務(アドバイス・講師・技術指導等)を中心に活動中。年間300日以上パチンコ台と向き合い日々真剣勝負!
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