地方パチンコ店の状況確認

真剣勝負!銀玉一球入魂

私事で恐縮なのですが、諸事情があり久しぶりに帰省しました。用件も一段落して、郷里のホール状況を見て廻ろうと思い周辺店舗の視察を行う事にしました。

地域的には九州の大分県の県庁所在地なのですが、駅周辺なのにどうも活気がないというか人通りが少ないという第一印象は、そのままホールの稼働を反映していました。タクシーの運転手さんや旧友などにも話を聞くと一様に不景気だと言います。アベノミクスは輸出産業主体の大企業には好都合にできていますが、どうやらそういった産業・企業とは無縁の田舎では、税金等天引きのみ増え、実質手取りの下落のみと言う非常に不都合な状況となっているようです。不景気に強いパチンコと言われたのは「今は昔」というわけで、最近はホールも稼働にそのまま反映されているのかと失望感を禁じ得ませんでした。

駅前では中小ホール数が減少しており、4円パチンコ・20円パチスロの稼働の無さはどこも同じ状況です。稼働が無いから出せない、出せないから更に稼働が落ちるという負のスパイラルはここでも垣間見られます。
低貸についても低貸だから稼働が良いというのはやはり昔の話で、稼働状況の良いホールは出玉率もそれなりに良く、ファンの目がよりシビアなのが良くわかります。
この地域でもそれならばと50銭・10銭パチンコや2円スロットなど更に貸玉を下げるという打開策を取っている点は他の地域と大差ないようですがそれほど大きな状況の変化に繋がっているとは思えません。

ここで郊外に目を移すと一遍した状況になります。元々この地域は車社会で公共交通機関はとても便利と言える状況に無いので、駅前の優位性も無く、高い土地代の負担のみが目につく以上郊外に活路を求めるのは当然の成り行きなのですが、それ以上に驚くのは平日昼間から非常に高稼働の1500台クラスの大型店が存在していたということです。
4円P:1円P:47枚S:6.25Sの比率は29:14:50:7と47枚Sの占有率の高さと又その稼働の高さに驚きます。

とても不景気にあえぐ地方郊外店とは思えない状況です。
何故このような独り勝ちとも言える状況が起こり得るのか考えてみました。
近隣に700台クラスのホールが有りますが、白旗状態でP・Sともに低貸専門店になっていました。
はっきり言ってこの1500台クラスのホールは全体として出ているというイメージはありません。ただ局所的に(仮に低貸コーナーであったとしても)良い感じに見えるコーナーが幾つかあります。勿論、広い・清潔感がある・レストラン休憩所完備・トイレは広く綺麗・店員の対応が良い等優良ホールのポイントを押さえているのは当然なのですが、この全体の数パーセントであったとしても出ているのではなく“出している”感をアピール出来ている点が他のホールとは大きく異なる点です。
これはもちろんこのクラスの大型店だからこそ出来るのでしょうが、お客様の視点でみると仮に紙のように薄い確率であったとしても、勝てる機械の存在率が0%ではないということがいかに他のホールで出来ていないかとう裏返しでもあるかと思います。

このことは低貸店でも同じことが言えると思います。低貸専門店だから700台は規模として余剰であるかというとそんな事はないと思います。厳しい言い方ですが出なくても来店するファンの規模からすると余剰であっても、出る可能性が有れば来店するファンの規模で考えると適正となる可能性もあるのです。
4円Pや20円Sが不調だから低貸に逃げれば良いという安直な発想では状況の改善は見込めないでしょう。やはり原点に返ってファンに還元することの大事さを、今改めて考え直すべきタイミングなのではないでしょうか?

※ 当サイトで使用しているホールや機械の画像はすべて許可を取り撮影し、掲載しております。

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この記事の著者

本田 正豪
株式会社ピーマップス
専務取締役
元大手メーカーのパチンコ開発者。ゲージ設計・スペック設計・遊技機企画に携わって、数多くの機種を世に送り出す。現在はメーカー様、ホール様への支援業務(アドバイス・講師・技術指導等)を中心に活動中。年間300日以上パチンコ台と向き合い日々真剣勝負!
株式会社ピーマップス
本田 正豪
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専務取締役
元大手メーカーのパチンコ開発者。ゲージ設計・スペック設計・遊技機企画に携わって、数多くの機種を世に送り出す。現在はメーカー様、ホール様への支援業務(アドバイス・講師・技術指導等)を中心に活動中。年間300日以上パチンコ台と向き合い日々真剣勝負!
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